「そろそろホームページを作りたいけど、何から始めればいいのかわからない」
個人事業主として開業したばかりの方や、法人を設立したばかりの経営者から、よくいただくご相談です。
確かに、名刺や銀行口座のように、「とりあえず必要そうだから持っておきたい」という気持ちもあるでしょう。
でも、実はホームページづくりにおいて、最初にいちばん大切なのは“どんな目的でつくるのか”を明確にすることです。
目的がはっきりすれば、ホームページのカタチが見えてくる
ホームページを作る理由は人によってさまざまです。
・金融機関や取引先に会社の存在を示す「信用のため」
・検索や広告から集客につなげたい「営業のため」
・商品を売る「ECサイトとしての機能」
・既存顧客向けに情報発信をしたい「会員制ページ」
これらはすべてホームページの“目的”の例です。
そして、この目的によって、サイトの設計・構成・必要な機能が大きく変わってきます。
たとえば「ただ名刺代わりになればOK」「会社概要と問い合わせフォームがあれば十分」という方であれば、トップページ+事業紹介+会社概要+お問い合わせ+プライバシーポリシーなどの5ページ程度の構成で、費用も手軽に抑えられます。
一方で、EC機能や会員ページ、定期的な情報発信を考えている場合は、導線設計や更新システム、セキュリティ面まで緻密に計画しなければなりません。
見た目だけ整っていても、仕組みが追いついていなければ、後から手直しに時間とコストがかかってしまうこともあるのです。
まずは小さく始めるのがおすすめ
フルコンテンツでは、特にスタートアップの方に向けて「スモールサイズから始める」ことをおすすめしています。
理由はシンプルです。
WEBの世界は、あとから“足し算”ができるからです。
紙のパンフレットや看板は、一度作ってしまえばなかなか作り直せません。
でもホームページは、事業の成長や方向性の変化にあわせて、後からページを追加したり、構成を見直したりすることが可能です。
だからこそ、最初からすべてを詰め込もうとせず、まずは「本当に必要な最低限の構成」で公開するのが効率的です。
最初に決めるべきこと3つ
ここまでの話を踏まえて、ホームページ制作を始める前に整理しておくとよい3つのポイントをご紹介します。
1.目的を明確にする
名刺代わりなのか、集客なのか、ECなのか。何を実現したいのかをはっきりさせましょう。
2.予算と納期を決める
「いつまでに必要か」「どこまでの内容にするか」を考えると、制作会社とのやりとりもスムーズになります。
3.情報を準備する
事業内容・ロゴ・写真・文章など、用意できる情報をリストアップしておきましょう。足りない部分はサポートも可能です。
ホームページは“育てていくもの”
ホームページ制作はゴールではなく、スタートです。
公開したあとに見直しや改善を重ねていくことで、少しずつ“自分たちのビジネスに合ったサイト”になっていきます。
だからこそ、最初は完璧でなくてもいいのです。
大切なのは、走りながら考える姿勢。ホームページは「作って終わり」ではなく、「運用して育てていく」ものです。
フルコンテンツでは、そうした“育てていけるサイト”を最初から見据えて設計し、スモールスタートから無理なく始められるプランをご用意しています。
まとめ
個人事業主や法人設立をきっかけに、ホームページ制作を検討されている方は、「何から始めればいいのか」と悩む前に、まずは「どんな目的で持ちたいか」を考えてみてください。
目的が明確になれば、必要なページ数も、デザインも、運用の仕方もおのずと決まってきます。
そして最初は、小さく、無理なく。
あとから成長にあわせて拡張できるのが、ホームページという“Webの道具”の良さです。