ホームページの制作は知識がない人にとっては難しく感じるかもしれませんが、簡単に作れるツールが増えている現在、必要なものはそう多くはありません。しかし、選び方を誤ると運営に苦労したり、集客効果を感じられなかったりする可能性があります。

そのようなことがないように、制作に必要なものそれらの選び方を正しく理解し、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。今回は制作に必須なものと選ぶポイント、さらにはおすすめのツールまでを紹介します。これからホームページの制作を考えている方はぜひ参考にしてください。

ホームページ制作に必須なもの

ホームページの制作に必要なものは大きく分けて「サーバー」「ドメイン」「コンテンツ」の3つです。それぞれに複数の選択肢があり、各種設定が必要ですが、この3つが整えば誰でもホームページを立ち上げられるのです。

ここからはこの3つの概要を説明していきます。

サーバー

よくインターネット上の倉庫に例えられるサーバーとは、制作したホームページのコンテンツを保管するスペースを指します。サーバーがなければ、ホームページを公開することはできません。

自分でホームページを制作する場合、大手企業は自社のネットワークでのみ運用される、セキュリティが強固な自社サーバーを構築することがありますが、多くの企業・事業者はレンタルサーバーを契約するのが一般的です。月額費用は1,000~3,000円程度であり、そこまで大きな負担とはなりません。

レンタルサーバーは容量や金額、サポート内容が多岐にわたるため、よく比較して自社に最も適したものを選ぶ必要があります。

ドメイン

サーバーがインターネットの倉庫だとすれば、ドメインはインターネット上の住所や商号に当たるものです。ドメインにはいくつかの種類がありますが、代表的かつおすすめのものは以下の3つです。いずれもよく知られているものですが、認知度の高いドメインを選んだほうが信頼を得やすく、アクセス数も期待できます。

ドメインの種類 特徴 年間取得費用
.co.jp 日本に登記がある法人だけが取得できるドメイン 4,000円~
.jp 日本に住所があれば誰でも取得できるドメイン 350円~
.com 商用に使えるドメイン 1円~

ドメインには独自ドメイン共有ドメインがありますが、自分の好きな文字列を入れられる独自ドメインのほうが信頼性が高くおすすめです。ドメインを取得するとメールアドレスも取得できますが、完全オリジナルの文字列で作られたメールアドレスのほうがやはり信頼性が高いと言えるでしょう。

コンテンツ

ホームページにおけるコンテンツとは、掲載するデザインやテキスト、画像や動画などのことです。サーバーやドメインの設定がしっかりできていても、デザインやテキストがなければ閲覧者に情報を伝えることができません。

こういったコンテンツを掲載する方法はシステムによって異なり、WordPressをはじめとするCMSは、画像の挿入やテキストの入力が簡単で、知識がなくても更新できるため人気です。制作会社に依頼すればデータベースの設定やサーバーインストール、初期設定などをまかせられます。

一方で、シンプルなホームページを希望する人は、静的htmlで構築されたサイトを選択する傾向にあります。

初心者がサーバーを選ぶ際のポイント3選

ホームページ制作に欠かせない3つの要素のなかでも、サーバーの選択肢は非常に多く、なじみがない人のなかには何を選べば良いのかわからないという方も少なくありません。

ここからはそのような方のために、サーバーを選ぶ際のポイントを3つ挙げていきます。ホームページの自作を考えている方も、制作会社に外注しようと考えている方もぜひ参考にしてください。

スペック

レンタルサーバーを選択する際、チェックしておくべき主なスペックは「CPUの内容」「メモリ容量」「データ転送量」「ページの表示速度」の4つです。

このなかでも特にイメージしやすいのは「ページの表示速度」ではないでしょうか。低スペックのサーバーはページを開くスピードが遅く、途中で閲覧者が訪問をあきらめてしまう可能性があります。これではSEO効果を期待できません。一般的にレンタルサーバーは専用サーバーよりも表示速度が遅い傾向にあるため、できる限りハイスペックのものを選びましょう。

CPUやメモリ容量はハイスペックであるほど処理能力が優れています。データ転送量はサーバー側から閲覧者に転送されるデータ量が一日当たりで決められているため、比較して決めることをおすすめします。

どのスペックも高かったり、早かったりしたほうが良いように思えますが、一概にそうとは言えません。自社のホームページの規模感に合わせて選ぶと、余計なコストの発生を防げます。

利用実績

ユーザーが多いサーバーはそれだけで信頼に値します。特に自社の事業や理想のホームページに使用されているサーバーであれば、選んでもまず失敗はないでしょう。

サーバーを比較する際には必ず実績を確認して、最も理想に近いサービスを選ぶようにしてください。

コストパフォーマンス

「できる限り安価なサーバーで済ませたい」と思う方は少なくありません。しかし、安くてもホームページの規模感が小さすぎたり、スペックが低すぎたりすると、かえって無駄な出費が発生するおそれがあります。

一度決めたサーバーは、そう簡単には変えられません。目先の金額だけ見て決めるのではなく、ホームページ制作の目的を考えて、それに見合ったものを選びましょう。

おすすめのレンタルサーバー3選

サーバーの選び方は理解できたけれど、たくさん種類がありすぎてどのサーバーを選んだら良いのかわからないという方のために、ここからはおすすめのレンタルサーバーを3つ紹介します。サーバーを選ぶ際の参考にしてください。

エックスサーバー

エックスサーバーは日本国内でもトップクラスのシェアを誇るサーバーであり、運用サイト数は250万件を超えています。すべて社員が電話とメールで対応するサポート体制にも定評があり、初めてサーバーを利用する方におすすめです。

サーバー全体のスペックも高く、サイトの表示速度が速いため、SEO効果も期待できます。

初期費用は11,000円~、月額費用は2,000円~と、初めて利用するサーバーとしては少々高めですが、複数のドメインを取得できるため、大きめのサイトを運営したい方には適しています。

レンタルサーバーRSプラン

「レンタルサーバーRSプラン」は、お名前.com(ドットコム)が提供する唯一のレンタルサーバーです。そのなかにはデータベースはもちろん、メール機能やSSL対応など、ホームページの運営に必要な要素がほぼすべて含まれていて、WordPressでも問題なく使用できます。

レンタルサーバーRSプランの大きな魅力はコストパフォーマンスの良さで、月額891円から始められるため、初めてサーバーを利用する人も気軽に始められるでしょう。

表示速度の速さや複数ドメインで切り分けて操作できる点、仮想環境構築ができる管理画面の利便性もメリットです。

さくらのレンタルサーバ

月額料金が500円~と圧倒的な安さがさくらのレンタルサーバの強みです。エックスサーバーやレンタルサーバーRSプランと比較すると表示速度やコントロールパネルの操作性はやや劣りますが、とにかく自分のサイトを一度持ってみたいという方にはおすすめです。

長期的に運用したい、ストレスなくサイト内を操作できるようにしたいということであれば、多少コストが高くついても、エックスサーバーやレンタルサーバーRSプランを選んだほうが失敗はないでしょう。

フルコンテンツならサーバ・ドメイン取得から丸投げできる

今回はホームページの運営において必要なものを紹介しました。必須なものはさほど多くなく、すぐに準備できるものばかりですが、選択肢が多く、自社に最適なものがわからないという方もいるかもしれません。

そのような方はぜひ株式会社フルコンテンツまでご相談ください。ホームページの制作を担っている当社では、サーバーやドメインの取得から代行させていただいております。

月々の負担が少なくて済むサブスクリプションプランもご用意しておりますので、初めてホームページを制作する方にもおすすめです。気になる方はぜひ一度お問い合わせください。